消化器外科について
専門医資格をもった経験豊かな外科医が診療します(スタッフ紹介はこちら)
癌から急性腹症まで広範囲の疾患に、最適最新の治療を行っています。スタッフは、日本外科学会、日本消化器外科、大腸肛門病学会、乳腺外科会の専門医・指導医です。学会の評議員や世話人も努めています。東京医科歯科大学外科の専門医研修プログラムに協力し若い外科医たちへの指導も行っています。
ご高齢の方も安心して手術が受けられます
2020年度は、外来患者さん8,556人、入院患者さん621人(平均在院 10.4日)を診療致しました。 Covid-19パンデミック感染の影響で例年と比べると少ないですが、手術を590人の患者さんに行いました。236人の患者さんは傷がほとんど残らない腹腔鏡(内視鏡)手術でした。全手術の41%と高い割合です。大司副部長は、腹腔鏡手術が得意で、高齢を理由に手術ができず、長年、苦しんできた食道炎の患者さんたちに腹腔鏡手術で、笑顔をとり戻していただいています。 ヘルニアセンターは2007年に設立され、多くの治療経験をもっています。大学病院や都立病院など高度専門施設からも、再発や手術の難しい患者さんを紹介されています。 全国でも少ない血管外科専門医の資格を有する野谷副部長は、下肢の静脈瘤に対する低侵襲レーザー治療など最新の血管外科治療を行っています。 平均年齢(男81.3歳 女87.3歳2019年厚生省報告)を越えるようなご高齢の手術も安全に行っています。最近5年間に、平均寿命を越える進行した大腸がんの患者さんを61人手術しました(最高齢100歳、平均88歳)。術後の入院日数は平均20日でした。 リハビリ、栄養管理などに看護師、薬剤師、栄養師、理学療法士さんなどが協力して、世界に誇れるような患者さんにやさしい外科治療を実践しています。 手術に加えて、がんの患者さんに抗がん剤治療も行っています。
主な疾患
消化器疾患
食道疾患
食道がんに対しては手術を中心に集学的治療を行っています。早期のものには内視鏡治療を施行しています。アカラシア、逆流性食道炎といった機能性の病気に対しては積極的に腹腔鏡手術を取り入れております。
胃疾患
胃がんに対し手術を中心に治療を行っています。早期のものには積極的に内視鏡治療を施行しています。その他、胃潰瘍、粘膜下腫瘍、ポリープ等に対して治療を行っています。
大腸疾患
大腸がんに対し手術を中心に治療を行っています。なお、当院では積極的に腹腔鏡手術を取り入れています。その他、大腸ポリープに対しては内視鏡的切除(ポリペクトミー)を行っております。
肝・膵・胆嚢
膵がん、胆道がんおよび肝がんに対して手術を中心に治療しています。胆石症や胆嚢炎に対しては腹腔鏡手術を行っています。その他、慢性膵炎に対しても治療しています。
肛門・痔疾患
痔疾患は、ほとんどの場合、薬のみの治療で済みます。やや、大きな内痔核(いぼ痔)に対しては、ゴム輪による結紮術を行っています。(外来治療です)手術適応のある痔疾患に対しては、積極的に手術を施行しております。詳しくは外科外来にお問い合わせ下さい。
鼠径ヘルニア
当院特有のヘルニオグラフィーを用いて最も侵襲の小さな手術法を選びます。短期間入院で行っており、小児は日帰り手術です。
乳腺外科
月・金曜、午後(担当:大石 陽子)予約制です。詳しくは、外科外来にお尋ね下さい。ただし、乳癌検診については随時受け付けています。
血管病変
動脈硬化性疾患、腹部大動脈瘤などの人工血管手術やIVR(放射線機器を用いた治療)および下肢静脈瘤手術と硬化療法を行っております。
腹腔鏡手術
逆流性食道炎、アカラシア、胆石症、大腸がん、急性虫垂炎、ヘルニア、腸閉塞、胃良性腫瘍などに積極的に取り入れております。創が小さく、回復も早くメリットの多い方法です。低侵襲の腹腔鏡手術を希望される方はご相談下さい。
安野 正道 医師はBestDoctorsに選出されています
BestDoctors(ベストドクターズ)とは
ベストドクターズ社は病に苦しむ方々が最良の医療を受ける手助けがしたいという強い思いのもと、1989年にハーバード大学医学部所属の医師2名によって創業されました。米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置き、現在70カ国で3,000万人以上の方々にサービスを提供しています。
ベストドクターズ社では過去30年近くにわたり、各分野で優れた医師についての調査を実施しており、世界中で53,000名以上のドクターが様々な専門分野ごとに登録されています。日本国内で登録されているドクターは約6,500名ほどおります。
