泌尿器科当科について

外来診療担当医表


時間帯
午前
受付時間:08:30〜11:30
診療開始:09:00〜
加藤 大輔
泌尿器科 外来担当医 
午後(予約のみ)
受付時間:12:30〜15:30
診療開始:13:30〜

検査

検査

診療なし

泌尿器科について

泌尿器科外来は平日午前午後、土曜午前に診療をしており、積極的に患者さんを受け入れています。午前は原則2診で行っており、待ち時間の短縮に努めています。超音波検査装置、尿流量測定装置、膀胱内圧測定装置、残尿測定器などを常備し、泌尿器科的外来検査のほとんどを常時行うことができます。膀胱鏡検査では軟性鏡を積極的に使用することで患者さんの侵襲の軽減を図るだけでなく、これまで硬性鏡では検査困難であった寝たきり患者さんや麻痺のある患者さんにも行うことが可能となりました。尿検査も医師が直接鏡検することにより迅速かつ正確な判断が可能です。

診療する主な疾患

尿路生殖器癌(腎癌、腎盂癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣癌など)
尿路生殖器感染症(腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、精巣上体炎、尿道炎など)
尿路結石症(腎結石、尿管結石、膀胱結石など)
排尿障害(前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁、神経因性膀胱など)

診療する疾患と診療内容

  • 尿潜血陽性の方には、超音波検査、尿細胞診などで精査します。約5%の方に泌尿器科疾患が認められます。
  • 排尿症状のある男性の場合は尿流測定や残尿測定を行い、前立腺肥大症の方には内服治療及び内視鏡手術を行います。
  • 女性の方の腹圧性尿失禁に対しては、まず内服治療、骨盤底筋群体操などの保存的療法を行います。
  • 尿路結石に対する破砕装置は当院にはありませんが、治療が必要な場合は東邦大学大橋医療センターに依頼しています。なお、毎週金曜日午前中に東邦大学からの派遣医師の外来があります。

尿路結石について

尿路結石は、尿に溶け込んでいる物質(カルシウム、シュウ酸、尿酸、リン酸など)が結晶として析出し、石のように固まったもので、カルシウムを含むものが80%です。飽食の時代といわれる近年、患者さんが急増しており一生のうち100人中5人がかかると言われています。
症状としては、結石が腎臓内にある時は無症状か鈍痛程度ですが、尿管に落ちてくると転げまわるほどの痛みと同時に冷汗が出たり、吐気がします。しかし発作がおさまるとケロッと良くなるのが特徴です。
診断は、尿検査、X線検査やCT検査を行い結石の存在する場所、大きさ、形などを確かめてそれぞれの結石に適した治療を行います。
対症療法:痛みをとるための鎮痛剤を使います。
自然排石促進法:結石の短径が5mm以下の場合、適度な運動と水分を多目にとることで、自然排石が期待できます。また、内服治療も併用します。
溶解法:尿酸、シスチン結石以外には、有効な経口薬がありません。
腎結石や自然排石可能な尿管結石に対しては、対外衝撃波結石破砕術(ESWL)が行われます。通常は、外来通院のみで行えますので、痛みも軽く、身体にメスを入れずに繰り返し行えるこの方法は、結石に対する最適な治療法です。ただし、保険でも5~7万円の費用がかかります。ESWL単独での治療が困難な場合は、内視鏡手術、開放手術との併用が必要となります。
結石の予防には、まず水分を多くとるようにし、尿量は2000cc以上を目標にしましょう。
食事療法も重要で、夕食中心を改め、朝食夕食のバランスをとるようにしましょう。また夕食から就寝まで4時間の間隔をあけることも大切です。肉や脂肪の多く偏った食生活を改め、野菜を多くとるようにしましょう。

前立腺癌について

前立腺癌の早期発見には採血をしてPSA(前立腺特異抗原)値を測定することが大変重要です。検診でPSA値が4mg以上の方は一度泌尿器科を受診して下さい。
前立腺の針生検を行うと今までのデータですとPSA値が4~6では17%、6~8では23%、8~10では32%、10~20では50%に癌が発見されています。
前立腺針生検は、発熱、血尿などの合併症の管理の為、2泊3日の入院で静脈麻酔にて行います。

特記事項

下記のような症状がありましたら泌尿器科の病気が疑われますので早めの受診をお勧めします。

  • 排尿症状や腹痛などがないのに目で見てわかる血尿が出る
  • 尿がいっぱい貯まっていても出始めに時間がかかる、勢いが悪い、切れが悪い
  • 排尿の回数が多く(昼10回以上、夜2回以上)1回に出る尿量が少ない
  • 排尿するときの痛みや終わった後も残った感じがある
  • 排尿したいのに尿がタラタラしか出ず下腹部が苦しい
  • くしゃみや咳で尿が漏れる、尿が急にしたくなり間に合わず漏れてしまう
  • 突然、側腹部あるいは下腹部に激しい痛みがある
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