栄養給食科当科について

栄養給食科について

病院における栄養給食科の役割は、大きく分けて3つあります。

①給食の管理
②入院患者様の栄養管理
③外来患者様の栄養管理

 当院では令和6年11月現在、給食業務を外部委託しております。食材費の高騰の影響を受け、持続可能な献立作成が、非常に困難な状況となっておりますが、当院では様々な工夫を凝らし、患者様の疾患の治癒を促進する、おいしい給食の提供につとめております。
 入院患者様の栄養管理については、管理栄養士が、NST専門療法士、腎臓病療養指導士等の資格を取得し、自己研鑽を重ね、入院中に患者様の栄養状態が悪化してしまうのを防ぐために活動しております。回復期リハビリテーション病棟、およびハイケアユニットには、経験が豊富な管理栄養士を配置し、栄養状態の悪化予防につとめております。
 外来患者様には、医師の指示のもと、栄養指導を実施しております。「指導」という文字にはなっておりますが、実際の栄養指導は、患者様の食生活とご希望に沿った中で、改善点を見つけるような、コーチングに近い内容となっております。「制限」ではなく、つらくない範囲で改善できる食習慣を、患者様とご一緒に探していけたらと思います。楽しい時間になるよう、管理栄養士も工夫しておりますので、糖尿病や肥満、高血圧、腎臓病など、食生活が関係するご病気の方は、ぜひ主治医に「栄養指導を希望する」旨をお伝えください。
栄養指導加算は、初回260点(2600円)、2回目以降200点(2000円)なので、3割負担の方は自己負担額が初回780円、2回目以降600円です。

給食について

食事配膳時間

朝食7時40分  昼食12時00分  夕食18時00分

食事配膳方法

適温配膳車の使用:温のトレイ65℃、冷のトレイ5℃に設定

食事の種類

一般食

特に栄養成分の質・量的な加減に大きく影響のない疾病に対し提供される食事を一般食とし、摂食状態に応じて主食を「常食・全粥・5分粥・流動」に分け、主食にあわせた主菜・副菜・小付け・デザート等を提供します。また、小児食、離乳食、産後食、人間ドック食も一般食の扱いとなります。

治療食

食事療法の目的をもって提供する食事で、医師の指示により「栄養成分の増強・減量・制限・禁止等」を行います。患者様の病態にあわせて個々に処方された内容の食事を提供します。主な治療食として「高血圧、心臓食・糖尿食・腎臓食・胃潰瘍食・肝臓食・膵臓食・高脂血症食・術後食等」があります。

献立内容

4~6週のサイクルメニューとなっています。 季節に応じた行事食(正月メニュー・節分・桃の節句・子供の日・七夕・お彼岸・クリスマスメニュー・年越しそば等)の提供や、丼メニュー・カレーメニュー・混ぜ御飯メニュー・麺メニュー等を定期的に取り入れています。

個別対応食

少しでも患者様の喫食率が上がるように、できる限りの希望を受け付けています。

  1. ペースト食
  2. 刻み食
  3. 一口大食
  4. おにぎり食・一口おにぎり食
  5. 大盛り食
  6. 1/2量食
  7. 朝食メニューの選択(パン・米飯・粥食の内容から選ぶことができます)
  8. アレルギー食(アレルギー反応のでる食品については厳重な管理をし、食事の提供をしています)
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