リハビリセンター紹介
リハビリテーション科は昭和57年に専門病棟48床を開き、以来主として近隣の脳卒中後遺症の患者さんの専門リハビリを行っております。平成13年より回復期リハビリ病棟として46床で稼働し、平成21年より新病棟で41床で運営しています。 病棟は4床部屋、2床部屋、1床部屋があり、差額が必要です。骨折、変形性関節症、リウマチなどの患者さんは整形外科への入院でリハビリを行っております。また、呼吸器リハビリにも積極的に取り組んでおります。
リハビリ科外来(入院リハビリ、通院リハビリの相談)
Dr(医師)・Ns(看護師) PT(理学療法士) OT(作業療法士) ST(言語聴覚士) MSW(メディカルソーシャルワーカー)
リハビリはチーム医療で行います。
リハビリテーションの実際
当院のリハビリテーション科は、患者様を疾患や入院病棟種類に分けて3つの班で治療を行っています。各班にそれぞれPT・OT・STが必要に応じて配置されて積極的な治療を行っています。
また、治療効果を相加的に高めるため、PT・OT・STがあえて同じリハビリテーション室で行い、日常的な治療の連携を図っております。
- 回復期病棟を主体とする「回復期班」
- 整形外科病棟を主体とする整形外科疾患全体を担当する「整形班」
- 急性期一般で、回復期、整形外科以外の疾患を担当する「急性期班」
1.回復期班
病気や怪我により生じた身体の障害や運動能力の低下の改善を目標に、日曜祝日も含め365日集中的なリハビリテーションを行います。ただ、たんに動ければよいということではなく自宅復帰、職場復帰を見据え、基本動作能力や日常生活動作の基本的な質の回復を図り、これからの生活を行っていく上での能力やコツを一緒に考えてゆきます。
主な対象疾患
脳血管疾患 高次脳機能障害 神経疾患 既往に脳血管疾患がある整形外科疾患など
【理学療法】
身体の障害に対して、身体づくりを行いながら日常生活に必要な動作や歩く練習を行います。
【作業療法】
病棟を生活の場と考え、日常生活動作や家事、作業活動などの練習を通じて、応用作業や社会適応能力の回復や改善を図ります。
【言語聴覚療法】
私たちが日々豊かに生活する上で大切な「話すこと」「食べること」に対して支援します。
失語症や構音障害、高次脳機能障害のリハビリテーション、飲み込みの訓練を行います。
2.整形班
日本有数の手術件数をほこる股関節疾患患者を中心に上肢・下肢・体幹の整形外科疾患に対して医師・看護師・ソーシャルワーカーと連携して術後・入院当日および翌日からリハビリテーションを積極的に実施しています。近年では加速度センサーを用いた歩行分析(WM gaitchecker)や三次元動作解析装置装置(鑑)など客観的な機器を使用し評価・治療や研究活動も実施しています。
主な対象疾患
変形性関節症(人工関節置換術を含む)大腿骨近位部骨折 スポーツ障害 上肢外傷 肩関節障害(乳がん術後を含む) その他整形外科疾患など
3.急性期班
脳血管疾患、呼吸器疾患、循環器疾患、運動器疾患など様々な疾患の患者様に医師の指示のもと、早期からリハビリテーションを介入しています。
セラピストは他職種と共同し、心身機能の回復伽「日常生活活動の改善、退院や社会復帰などを目指します。
主な対象疾患
脳外科術後 神経内科疾患 外科術後 呼吸器疾患 循環器疾患 廃用性症候群 など
4.セラピスト取得資格
専門職協会認定
他団体認定