設備と検査方法
ヘリカルCT、MRI、骨塩量測定装置、関節鏡、手術用顕微鏡、脊髄誘発電位測定装置、自己血輸血システムなどを使用しています。
股関節手術を安全に施行するための設備
他家血輸血率を下げる自己血輸血システム
出血量が多い手術では、輸血を行います。
輸血は、他家血輸血(同種血輸血)と自己血輸血の大きく2つに分けられます。
他家血輸血とは、他の人の血液を輸血する方法で、自己血輸血は、自分の血を輸血する方法です。
他家血輸血の場合、感染や輸血後移植片対宿主病(GVHD)、肝炎やエイズなどが発症するリスクがあり、条件が合う限り自己血輸血が推奨されています。
当股関節センターでは、自己血輸血で手術を施行できるよう、自己血輸血システムを導入しており、1993年以降、一度も他家血輸血を行ったことはありません。
自己血輸血システムは、術中および術後出血した血液を回収、洗浄し患者さんに戻す、全自動装置です。