2025年10月18日(土)、玉川病院2階講堂にて「大腸がんについて正しく知ろう!」をテーマに特別版 市民公開講座を開催し、
多くの地域の皆さまにご来場いただきました。
今回は、二子玉川ライズ ひろ内科内視鏡健診クリニックの水口泰宏先生と、玉川病院 消化器外科の大司先生による共催講演として行われました。
会場は終始真剣な雰囲気に包まれ、医師の説明にうなずく姿や熱心にメモを取る参加者の姿が見られました。
◆ 第一部 診断編(水口 泰宏先生)
水口先生からは、「胃がん・大腸がんの早期発見と内視鏡検査の重要性」についてお話しいただきました。
実際の内視鏡画像を用いながら、進行がんと早期がんの違いをわかりやすく説明し、
「症状がなくても定期的な検査を受けることが早期発見・早期治療につながる」と呼びかけました。
また、科学的根拠に基づくがん予防法として、日本人のためのがん予防法(5+1)を紹介。
節度ある飲酒、野菜や果物の摂取、禁煙、適度な運動、適正体重の維持、そして定期的ながん検診の重要性について解説されました。
◆ 第二部 治療編(大司先生)
続いて大司先生からは、「最新の治療で、あなたを笑顔に」と題し、大腸がん治療の現状と進歩についてご講演いただきました。
腸閉塞を回避する「大腸ステント治療」や、体への負担を軽減する腹腔鏡手術、さらに最新技術であるロボット支援手術(ダヴィンチ)について紹介されました。
また、外科・内科・放射線科が連携し、患者一人ひとりに最適な治療を提供していることが説明されました。
大司先生は、「大腸がんを取り巻く医療は確実に進歩しています。不安なことは一人で抱え込まず、ぜひ専門家にご相談ください」と語られ、
温かい拍手の中で講演を締めくくられました。
◆ 参加者の声
- ・内視鏡検査の大切さがよくわかり、検査を受けようと思いました。
- ・ロボット手術など最新の治療技術を知ることができ、安心しました。
- ・先生方の説明がとてもわかりやすく、地域の医療を身近に感じました。
今回の特別講座は、予防から最新治療まで幅広く学べる貴重な機会となりました。
玉川病院では今後も地域の皆さまの健康づくりに貢献できるよう、市民公開講座を継続してまいります。