この度、当院透析室で個人情報を記録したUSBメモリの院内での紛失事例が発生しました。
当該患者様には、大変ご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
当院では、全職員に対して個人情報管理の周知徹底を図ってきたところですが、本事案を重く受け止め、
今後このようなことを生じさせないよう再発防止に努めてまいります。
1.発生の経緯
当院透析室では、通常の病院のシステムコンピューターより学術研究用としてデータをUSBメモリに取り出し、
USBメモリを決められた場所に保管しておりました。
7月9日まで当該位置に確認されていたUSBメモリの紛失に11日に気づき、院内をくまなく捜索しましたが、現在のところ発見できておりません。
紛失したUSBメモリには患者様の個人情報が含まれておりましたが、USBメモリのパスワード管理がなされてないものでした。
当院の個人情報委員会の規程ではUSBメモリなどに院内の患者情報を保存する際には、匿名化するとともに、
パスワード管理された病院支給のものを使用することとなっておりましたが、この規定が決定される前から使用されていたUSBメモリでした。
2.紛失したUSBメモリに記録されていた個人情報
個人情報件数:109名分
個人情報の内容:患者ID、氏名、生年月日、性別、現病歴、既往歴、検査値、透析情報など
3.現在までの対応
当該患者様におかれましては、個別に事例の報告とお詫びを行いました。
現時点までにUSBメモリ紛失に伴う情報漏洩と思われる事象の発生はないことを報告させていただいております。
4.再発防止に向けた取り組み
今後はこのようなことがないように、全職員に対して、個人情報管理の徹底とUSBメモリ等の可搬式記憶媒体の取り扱いについて
周知徹底するとともに、個人情報に関する教育や研修を定期的に行うなど対策を講じてまいります。
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本件に係る問い合わせ先
公益財団法人日産厚生会玉川病院 個人情報委員会窓口担当
電話:03-3700-1151(代表)
平日8:30-17:00(土日・祝祭日を除く)
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2025年7月28日
公益財団法人日産厚生会玉川病院
院長 和田義明