腎臓内科腎臓病教室

第15回 腎臓病教室(Web講座)のお知らせ

慢性腎臓病(CKD:シー・ケイ・ディ)とは、尿に蛋白や血液が混じるか、腎臓の働きが正常の60%未満(eGFR<60mℓ/分/1.73㎡)に低下している状態が、3カ月以上経過する腎臓病の総称で、国内に約1330万人(約8人に一人)いると推定されています。

年齢とともに腎臓の働きは低下し、高齢者になるほどCKDが多くなります。高血圧、糖尿病、コレステロールや中性脂肪が高い方、家族に腎臓病の方がいる場合は要注意です。さらにCKDは、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患の重大な危険因子ですが、初期には自覚症状がほとんどありません。なるべく早い時期に発見し治療をはじめ、進行を遅らせることが重要です。腎臓を守ることは、心臓や脳を守ることにもつながります。

当院ではCKDに関する啓発活動として2007年から毎年1回腎臓病教室を行っており2020年第14回まで行っておりましたが、このコロナ禍で2021年は多くの方が参加する本会を中止せざるを得ない状況となりました。

そこでこのたび、第15回をWeb講座として玉川病院ホームページから発信することといたしました。

Web講座ですので、よく理解できなかった点を繰り返して視聴したり、聴きたい項目を選んで(分割して)視聴していただくことが可能です。

腎臓病に興味のある方、尿に異常があると言われた方、腎臓の働きが弱っていると言われた方は是非ホームページからアクセスして下さい。
なお視聴方法など御質問のある方は、担当医師または内科外来、薬局、透析センターまでお問い合わせ下さい(参加費無料)。

腎臓病教室(Web講座)の視聴方法

日産厚生玉川病院ホームページ(https://www.tamagawa-hosp.jp)

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→ 第15回腎臓病教室

講義内容(各約15分)

慢性腎臓病(CKD)とは? 腎臓の働き、疾患、治療について

診療部 腎臓内科部長:今村吉彦


腎臓病といわれたら・・・日常生活について気をつけたい5つのポイント

透析センター 看護部:宇野真生子


薬についてよく知ろう!~薬の特徴と注意点~

薬剤科 薬剤師:山本伊純


慢性腎臓病(CKD)の食事療法

栄養給食科 管理栄養士:篠原 眞


腎臓病の運動療法

リハビリテーション科 理学療法士:廣瀬幸子


腎代替療法について

臨床工学科 臨床工学技士:高橋真理子

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