たまがいど「利島」での看護体験記

「利島」での看護体験記

こんにちは。看護部の益子です。

 

昨年の話になってしまいますが、東京都看護協会の要請を受けて当院より伊豆諸島にある「利島」へ看護師を期間限定で派遣しました。

東京都の看護師同士の連携や助け合いの一環としてこうした島しょ看護支援に参加しています。

その際の体験記を書いてもらいましたので、ぜひ島の写真とともにご覧いただければと思います!

 

 


 

この度、東京都看護協会からの要請で、伊豆七島のひとつ「利島」に1週間、診療上のお手伝いに行ってきました。

人口300人、周囲8キロの本当に小さな島です。

東京からは、調布飛行場から大島にセスナで渡り、大島からヘリに乗っての移動でした。幸い天気も良く、無事に利島に到着できました。

東京から1時間くらいで行けてしまいますが、本当に小さな商店が数か所あるくらいの何もない島です。同じ東京都は思えないほどです。

 

 

診療所では、島民の皆様は、健診、予防接種、定期受診など様々な理由で診療所にかかります。

ただ、人数は少ないので予防接種を受けに来る人も、診療所がすべて把握しているので、接種を受けに来ない家庭には、直接連絡するなどすることもあるそうです。

 

診療所では、検査技師、放射線技師、薬剤師が在中していないため、全て看護師が行います。

レントゲンの撮影は医師が最終確認をして実施します。玉川病院では、いつもは技師さん、薬剤師さんにお願いしていることをすべてやらなくてはいけなかったため、難しい事もありましたが、本当にいい体験が出来ました。

 

 

島民の方々が少ないため、診療所に来る患者さんたちを、医師も看護師もよく把握できていることが本当にいいことだし、うらやましいなと思いました。

ただ、やはり島での医療には限界があります。急な手術が必要になったり、診療所では対応できないような事態が起こる場合には、都内の病院と連携している為、ヘリで都内の病院へ搬送されることもあるそうです。

 

私は今まで、離島の医療に関わったことが無かったので、今回本当にいい経験が出来、自分自身の成長にもつながりました。

利島村診療所、利島村のみなさんにはたくさんお世話になり、感謝しかありません。

民宿では、伊勢エビなど、新鮮でおいしいお食事たくさんいただきました。次はぜひ、利島に旅行に行ってみたいと思います。

 


利島に関して、詳しく知りたい方はこちらのホームページをご覧ください。

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