血管外科2016年 業務実績

スタッフ紹介(2017.3現在)

副部長:野谷 啓之

活動状況

  1. 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術
    診断は侵襲のない下肢静脈エコー検査にて行い、手術適応かつ手術希望のある患者に対して最新のラジオ波(ClosureFASTカテーテル)を用いた血管内治療を行っている。当院では2016年5月よりラジオ波を導入し、現在年間100~150例の治療を行っている。
  2. 下肢深部静脈血栓症に対する治療
    同様に診断は下肢静脈エコー検査にて行い、薬物療法や圧迫治療を行っている。基本的には外来で治療を完結できるが、必要があれば入院でも治療を行っている。現時点で当院での発生はないが、下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の重要かつ深刻な合併症として深部静脈血栓症が挙げられ、万が一の発症の際にも対応が可能である。
  3. 腹部大動脈瘤に対する外科的治療
    腹部大動脈瘤に対し、開腹瘤切除・人工血管置換術を行っている。東京医科歯科大学医学部附属病院末梢血管外科と連携し、切迫破裂などにも対応できる環境を整えている。
  4. 下肢閉塞性動脈硬化症に対する外科的治療
    下肢閉塞性動脈硬化症に対する外科的治療として、人工血管や自家静脈を用いたバイパス手術を行っている。外科的治療のみならず、放射線科や循環器内科とも連携して、適応のある患者に対しては積極的に血管内治療(ステントやバルーン拡張術など)を行っている。また急性動脈閉塞や下肢重症虚血肢に対しては迅速な対応が求められ、血栓除去術やバイパス手術などによる救急対応が可能である。
  5. 透析症例に対するバスキュラーアクセス術
    血液透析導入患者に対する自家静脈あるいは人工血管を用いた内シャント造設術、また内シャントトラブルを抱えた患者に対する介入(再造設あるいは血管内治療(バルーン拡張術))、さらには腹膜透析導入患者に対する腹腔鏡下腹膜透析カテーテル挿入術を行っている。特にシャントトラブルについては、患者のメリットを第一に考え可能な限り迅速に対応できるよう環境を整えている。

今後の目標

  • 下肢静脈瘤手術症例のさらなる増加
  • 下肢閉塞性動脈硬化症に対するオーダーメイド治療化
  • 腹部大動脈瘤に対する血管内治療手技の修得・導入
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