泌尿器科2016年 業務実績

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2016年度  2015年度 

スタッフ紹介(2017.3現在)

  • 部 長:五十嵐 一真
  • 部 長:小林 剛
  • 医 長:田中 将樹
  • 非常勤:渡邊 昌太郎(東邦大学医療センター大橋病院)

活動状況

外来は毎日診察しており、積極的に患者を受け入れている。 午前は原則2診で行っており、待ち時間の短縮に努めている。 各種検査機器を常備し、泌尿器科的外来検査のほとんどが実施可能である。 尿検査は医師が直接鏡検することで、より迅速かつ正確な判断が可能となっている。膀胱鏡検査では軟性鏡を積極的に使用することで患者侵襲の軽減を図るだけでなく、これまで硬性鏡では検査困難であった寝たきり患者や麻痺のある患者にも実施可能となっている。 
尿管結石が疑われる患者に対しては、臨時でCT検査を実施することで迅速な診断・適切な治療が可能となっている。 当院には結石破砕の治療器具がないため、体外衝撃波結石破砕術や内視鏡的砕石術などの外科的治療が必要な患者は近隣医療機関と連携して治療にあたっている。 
当院ではPSA検査の結果が当日中に判明するため、前立腺癌が疑われる患者にはより迅速な対応が可能となっている。 最近は前立腺MRI検査を行うことで、前立腺針生検の必要性をより正確に判断することができ、検査の必要性が高い患者に針生検検査を実施することで侵襲の軽減を図っている。
入院は周術期管理が中心ではあるが、尿路感染症の治療や各種癌に対する抗癌剤治療や終末期医療等の泌尿器科治療全般を行っている。 緩和ケアも積極的に行い、QOLの改善を図っている。
また皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCナース)や理学療法士と共に排尿ケアチームを組織し、膀胱留置カテーテルの抜去困難な患者への指導や回診を行い、排尿自立支援活動も行っている。
手術は予定手術を火曜日に行っているが、手術件数の増加に伴い他の曜日の手術も実施しているほか、緊急手術は随時行っている。 外科・婦人科等の手術への尿管ステント留置や尿路損傷に対する治療など、他診療科との連携も行っている。
当科手術は経尿道的手術が大半ではあるが、開腹手術も積極的に行っている。 最近は尿管結石に伴う敗血症や播種性血管内凝固症候群(DIC)が増加しており、経尿道的尿管ステント留置術の緊急手術が増えている。 それに伴い高度な全身管理を必要とする症例も増加しているが、他診療科の協力を得ながら集学的治療を行っている。
2014年6月に導入した光選択的前立腺蒸散術(PVP)は従来の手術と同様の有効性とより高い安全性が特徴の手術であり、患者にも医療従事者にも負担の少ない手術である。 出血が少なく、術後安静期間も短いため、原則3泊4日の入院で実施している。 当院における治療成績も良好であり、近隣医療機関や大学関連病院と連携することで手術件数も増加し、現在年間50例程度実施している。

今後の目標

  1. PVP手術を積極的に行い、より安全性・有効性の高い前立腺肥大症手術を実施する。
  2. PVP手術の安全性・有効性を院内外に発信し、患者数・手術数の増加に努める。
  3. 小切開手術や内視鏡手術をより積極的に行い、患者負担の軽減に努める。
  4. 集学的治療・緩和治療・在宅治療等を積極的に推進し、患者のQOL向上に努める。
  5. 泌尿器科的救急対応・緊急処置や他科との連携を積極的に行う。
  6. 地域医療機関との連携を図り、当科の活動を積極的に発信する。
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