リハビリテーション科2017年 業務実績

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2017年度  2016年度  2015年度 

スタッフ紹介(2018.3現在)

部 長:和田 義明
医 長:日熊 麻耶
非常勤:稲葉 彰

活動状況

現在回復期リハビリテーション入院料Ⅰを算定しているが、新たに体制強化加算の2を1とした。病床利用率は従来通りで大きな変化はなかった。転院のスピード化を図るために診療情報提供書での受け入れを原則とすることとした。また、従来より東京都高次脳機能障害支援普及事業「専門的リハビリテーションの充実」を委託され、区西南部高次脳機能障害支援センターとして活動を行っており、区西南部脳卒中連携、区西南部リハビリ幹事会にも継続して参加しており、当圏域でのシームレスな高次脳機能障害者連携の構築に寄与している。

外来患者(2017年4月~2018年3月)

外来患者再診数は7785(昨年5877)名で新患は134(昨年151)名だった。連携による文書紹介と院内患者が増加したため昨年と比較し新患数は1割減少したが、再来患者数は3割増だった。外来での痙縮、顔面痙攣などに対しボトックス治療は21件だった。

入院患者(2017年4月~2018年3月)

2017年4月1日から2018年3月31日の回復期病棟での退院患者総数は129名で、発症後入院まで平均34.7日、平均入院日数は93.2日。例年通り脳卒中を中心とした入院構成で88%を占めた。昨年と退院患者数はほぼ同数であったが、入院期間は3日間短縮した。当院救急入院からの回復期への移行が増加し、院内からの転科は46名だった。その内訳は男性73名、女性56名で平均年齢は73.3歳(40-99歳)。このうち75歳以上が64名と約50%を占め、80歳以上では40名と約31%を占めていた。さらに入院患者の高齢化は進んでいる。入院患者の住所は世田谷区96名、目黒区9名、狛江市4名、川崎市・横浜市10名、大田区3名、品川区2名、調布市1名、その他4名で、居住分布は昨年と変わらなかった。世田谷地域の患者を中心とした脳卒中急性期診療からリハビリへの流れがより密に構成され、地域包括ケアの一端を担っている。
院内では内科・外科からの廃用と誤嚥に関するリハビリ依頼も従来通りであった。
研究面では東京工業大学知能システム科の三宅美博教授と共同研究を継続して行い、新たなセンサーを用いた歩行解析装置での脳卒中歩行の検討を行っている。現在はCOIという共同研究にも参加している。このほか首都大学東京健康福祉学科の網本 和教授などとも共同研究を行っている。

今後の目標

外来でのリハビリ、特に維持期リハビリは引き続き地域との連携を深め、介護保険体制でのリハビリへの円滑な移行をさらに進める必要がある。入院リハビリは良好なアウトカムと、適正なリハビリ期間が今後さらに一層求められてきており、従来どおり在宅を目指したリハビリを行う。引き続き1年365日にわたり毎日十分な量(平均8単位/日以上)のリハビリが実行できるような体制作りをしていく。先端的な治療としてボトックス治療、HANDS療法、CI療法、rTMS、tDCSなどを取り入れさらなる上肢機能の改善を目指したい。
内科系では誤嚥性肺炎への嚥下機能改善、廃用へのリハビリの需要が増加しており、又外科系でも高齢者ゆえの廃用へのリハビリ依頼が増加しており、廃用予防への院内での体制強化が必要である。
また、研究面では東京工業大学、首都大学東京との共同研究を引き続き進めていく。特に東京工業大学とは2015年度より引き続きCOIとしての活動が求められている。そのほか東京都の事業を実施し、当地区での高次脳機能を支えていく役割を果たしていきたいと考えている。

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