半側空間失認(無視)
Q.1 半側空間失認とは何ですか?
左側に十分な注意が払えなくなった状態を言います。誰でも本棚を注意深く探していてもなかなか目的の本が見つけられないことを経験することがあります。このように見えているにもかかわらず見落としてしまうという状態が体の左右どちらかの側に対して起きてしまう状態をいいます。最近は左半側空間無視と表現することが増えています。左側を見落としてしまう場合には左半側空間失認といい、右側の場合には右半側空間失認といいます。右側の無視は比較的改善しやすいのですが、左側の無視は重度であれば一生後遺症として残る場合があります。リハビリを行う上で、自分の悪い側に十分な注意が向けられないためにしばしば回復の妨げとなります。
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Q.2 半側空間失認が日常生活にどのような問題をおこしますか?
左の半側空間失認があり歩ける場合には左側の電柱にぶつかるときもあります。この他、車椅子で移動していて左側のものにぶつかってしまったり、ひっかかっていることに気づかず立ち往生したりします。また、左側に不注意のため自分の部屋に戻れなくなったり、トイレの場所に迷ったりします。また、食事のときに左側のものに気づかず手をつけなかったり、左側のひげをそり忘れたりすることもあります。
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Q.3 半側空間失認にはどのような検査方法がありますか?
通常の検査としては線分の二等分試験、花の絵の模写試験、抹消試験などで見落としがおきやすい場所、程度を判定します。しかし、このような机上の検査では症状が軽くても、日常の生活場面ではひどく症状があらわれることもしばしば経験します。
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Q.4 半側空間失認はどのようによくなりますか?
一般に急性期には程度が重く、ほとんど顔がや体が正面から無視のあるほうの反対向きに向きっぱなしのような状況になります。また、同時に左手足がどこにあるのか分からなくなったり、引っかかっていても気にしなかったりします。徐々に改善するとともに、顔を無視のあるほうに向けられるようになり、悪いほうの手足に注意を払えるようになります。但し左の半側空間失認はなかなか回復にてこずる例も多く、毎日のように左に注意するように指導しても簡単には修正できません。
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けいれん発作
Q.1 脳卒中と関連してけいれん発作をおこすことがありますか?
脳卒中の急性期にけいれんを起こすことがまれですがあります。このほか遅発性けいれんといって統計的には約10%前後の人が脳卒中後に脳卒中で生じた病巣が原因でけいれん発作を起こします。脳の皮質を含む脳梗塞、出血性梗塞後に多く、比較的若い患者さんで頻度は多い様です。けいれん発作を生じた場合は脳波検査などでその後発作が起きやすいかどうかなど判定しますが、発作波といわれる異常波形はそれほど多くはみられません。
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Q.2 けいれん発作をおこしたらどう対処すれば良いですか?
一般には発作は短時間でおさまることが多く、意識も回復しますが、呼吸がうまくできるように横をむけたり、転倒しないように横に寝かせます。初回であれば新たな病変の出現の可能性もあり病院で検査する必要がありますので救急車で最寄りの病院へ搬送してください。
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Q.3 けいれん発作を止める方法はありますか?
抗てんかん薬(抗けいれん薬)を服用することでけいれんを防止することが出来ます。このほか、睡眠不足や無理をしすぎた後、深酒の次の日などに発作は起きやすく、こういったことを避けることも大切です。
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Q.4 けいれんを止める薬は一生飲むものですか?
ある期間けいれん発作がおきなければ(医師により多少異なりますが一般には1ー3年の期間)薬を中止してゆくことは可能です。しかし突然の薬の中止はけいれん発作を誘発することもあり必ず医師と相談してください。
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