麻痺
Q.1 片麻痺とはどういう状態ですか?
脳の病気では右なら右全体に麻痺が起こります。こういった状態を片麻痺と呼びます。ちなみに脊髄の障害では両下肢に麻痺を起こしたりしますがこの場合は対麻痺と呼びます。
back
Q.2 手と足は同じように直りますか?
麻痺は同時におきるのですが直る時は下肢の方が早く良くなります。一般に上肢は下肢に比べて何倍も回復は難しいものです。なかなか本来の動きが戻らないことが多いことは事実です。しかし、数年かかってはじめて少し指が動くようになる人もいます。
back
Q.3 麻痺はどれくらいかかってよくなりますか?
一般には最初の6ヵ月の間が改善が大きく見られる期間とされています。ただしその病巣の大きさ、麻痺の重さによってはもっと長期にかかる場合もあります。また6ヶ月経過しても緩やかではありますが改善はみられます。ひとりひとり病巣などが違い、それぞれの人で麻痺の程度は異なっており、治りかたも違います。この他、左半側空間失認や失語症などが合併していると改善もゆっくりとなりやすいです。
back
Q.4 うまく歩けなくなっても家で生活できますか?
歩けないというだけで家で生活できない訳ではありません。家屋改造を行ったり、介護保険での援助を受けながら在宅生活をしている方はたくさんいらっしゃいます。
back
失語症
Q.1 失語症とはどのような状態ですか?
言語に関する機能に障害を受け、人が話していることを聴いて理解したり、自分で思うことをしゃべることがうまく出来なくなります。これは読んだり、書いたりすることにも及びます。
back
Q.2 失語症には種類がありますか?
障害される場所により同じ失語症でも症状は微妙に変わってきます。代表的な失語症としてはブローカ型失語、ウエルニッケ型失語、伝導失語、失名詞失語、超皮質性感覚性失語、超皮質性運動性失語などがありますが、分類が困難なものももちろんあります.。失語症に関係する部位としてBroca野、Wernicke野、弓状束、角回、縁上回、上頭頂小葉、横回などが重要とされています。
back
Q.3 失語症の人にはどのように接すればよいですか?
失語症の患者さんはいわば我々が突然外国に行ったような状況です。外国語はしゃべれなくても判断力はあります。知っている言葉があればそれを手がかりに理解することも出来ます。ゆっくりと簡潔に繰り返して話すこと、はい・いいえの質問で答えを聞き出してください。また身振りなどを利用したり、気持ちをあせらないようにさせることも重要です。
back
Q.4 失語症はいつ頃から訓練が必要でどのようによくなりますか?
失語症の訓練は意識が清明となり、30分以上疲労を訴えずに注意が集中できるようになったときに開始します。一般的には発症後3-6ヶ月までは改善が大きく、特に最初の1ヶ月間の変化が大きいとされています。言葉の回復という点ではその型によっても異なりますがどちらかというと聴いて理解する力のほうが言葉を出すほうよりも回復しやすいとされています。
back
Q.5 失語症の人にはいつも介助する必要がありますか?
基本的には記憶、判断力は正常に保たれていますので、しゃべれないからといってもいつもそばに誰かがついていなくてはならないということはありません。しかし、時に聞き誤るということを十分に理解できない失語症の方は誰かが間に入って理解、他者とのやり取りの手助けをすることが不可欠です。
back

前のページへ