眼科は現在常勤医1名、非常勤医4名、看護師2名、視能訓練士2名、受付1名の計10名で診療にあたっています。医師は全員眼科専門医の資格を持っています。
診察は眼科全般にわたりますが、主に白内障手術に力を入れています。医長の専門は白内障、網膜硝子体疾患、強度近視です。視能訓練士が2名いますので様々な検査にも素早く対応できる体制を取っています。
白内障とは水晶体が混濁することを言います。水晶体はカメラでいうとレンズの役割をしています。目に入る光は必ず水晶体を通りますので、これが濁ってくると「かすみ」や「まぶしさ」を感じるようになります。
加齢に伴い混濁は増し、80歳になるとほぼ100%の人が白内障にかかります。現在白内障を治すには手術以外の方法はありません。手術適応時期にはっきりした決まりはなく、基本的には日常生活に支障が出始めた頃と考えていただければいいでしょう。しかし中には放置しておくと合併症を引き起こすケースもありますのでそのような場合は医師の方から手術を積極的に勧めることもあります。
手術について
当院ではほとんどの症例で超音波乳化吸引術を行います。方法ですが、角膜の脇を3mm程度切開し、そこから全ての手術操作を行います。超音波で水晶体を砕きながら吸い出し、代わりにアクリルなどの素材でできた眼内レンズを入れます。
手術時間は局所麻酔で10分から15分程度で終わることが多く、ほとんどの場合は合併症も無く終了します。安全で確立された手術といえる白内障手術ですが、中には難しい症例もありこのような場合には起こりうる合併症をよく説明させていただき、納得していただいた上で手術を行わせていただきます。
視神経乳頭の異常と視野の変化の両方あるいはどちらかがある病気と定義されています。40歳以上だと17人に1人がかかるといわれ、決して珍しい病気ではありません。最初のうちは視野障害があっても自覚しないことがほとんどです。多くの場合、病気は緩やかに進行します。急激に眼圧が上昇した場合は眼痛・充血・目のかすみのほか、頭痛や吐き気を自覚することもあります。
正常眼圧緑内障について
以前は眼圧が21ミリメートル水銀柱を越えると緑内障にかかりやすいと考えられていました。しかし眼圧は正常でも視神経障害がおこるタイプの緑内障があり、これを正常眼圧緑内障といいます。こちらのタイプの緑内障がむしろ日本人には多いことが大規模な調査でわかってきています。
緑内障の早期発見
先に述べましたように、初期には自分で緑内障を発見することは困難です。会社や区の検診などをしっかり受けて眼圧や眼底をチェックしてください。また家族に緑内障の方が多い方、近視・遠視が強い方などは念のため眼科を受診しておくことをおすすめします。
緑内障は、眼圧を下げることで進行を遅らせることができる可能性のある病気です。しかし、一度ダメージを受けた視神経は残念ながら回復しません。ですから早期に発見できれば失明にまで至る可能性はかなり減らすことができます。
治療
治療方法としては、薬物療法・レーザー治療・手術があります。緑内障のタイプやそれぞれの人に適した治療方針を決定してゆくことがとても重要です。
糖尿病網膜症は、糖尿病腎症・神経症とともに糖尿病の3大合併症のひとつで、我が国では成人の失明原因の第一位です。初期にはわずかな出血があるのみで自分ではほとんど自覚できません。しかし、出血が増えたり網膜にむくみを生じるようになると視力が低下してきます。糖尿病にかかってから15年ほど経つとほぼ半数に網膜症が出現します。
血糖値をしっかりコントロールすることと、早期に発見して適切に治療を行うことが非常に重要です。糖尿病の治療を受けている人は目の症状がなくても必ず眼科の定期検査を受けてください。
今後は網膜・硝子体疾患(網膜剥離や硝子体出血など)に対する手術にも対応できるよう早急に体制を整えていく予定です。また、上記以外の疾患(眼瞼下垂、翼状片など)にも対応できますので是非ご相談ください。

