その他の科泌尿器科

玉川病院

泌尿器科で診療する主な疾患について

尿路生殖器の癌(腎癌、腎盂癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣癌など)

  • 尿路生殖器の感染症(腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、前立腺癌、精巣上体炎など)
  • 尿路結石(腎結石、尿管結石、膀胱結石など)
  • 排尿障害(前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿失禁など)

次のような症状がございましたら泌尿器科の病気が疑われますのでお早めに受診して下さい。

  • 尿潜血陽性の場合
  • 肉眼的血尿を認めた場合
  • 排尿痛、残尿感のある場合
  • 突然、腰部から側腹部あるいは下腹部に激しい痛みを感じた場合
  • 排尿困難のある場合
  • 排尿回数が多い(昼10回以上、夜2回以上)場合
  • 尿が漏れる場合

診療内容

  • 尿潜血陽性の方には、超音波検査、尿細胞診などで精査します。約5%の方に泌尿器科疾患が認められます。
  • 排尿障害の方には下部尿路機能を調べ、前立腺肥大症の方には内服治療及び内視鏡手術を行います。
  • 女性の方の腹圧性尿失禁に対しては、まず内服治療、骨盤底筋群体操などの保存的療法を行います。
  • 尿路結石に対する破砕装置は当院にはありませんが、帝京大溝口病院に優先的に紹介できます。また火曜日午前に帝京大溝口病院泌尿器科、関根 英明教授が外来診療を行っています。

前立腺肥大症に対する体にやさしいグリーンライトレーザー治療を導入しました

光選択的前立腺蒸散術(photoselective vaporization of prostate: PVP)は従来の経尿道的前立腺切除術(内視鏡下に電気メスで組織を切除)と異なり、肥大し尿道を圧迫する腺腫を蒸散(組織を一瞬にして蒸発させ気体にして消滅)し除去する手術法です。
PVPはこれまでの手術法と比べても、治療効果が劣らず合併症が少ないこと、抗血小板薬や抗凝固薬服用中などリスクの高い患者さんでも手術が可能であることなどから注目されています。
このたび当院が導入したのは最大出力120Wの三ホウ酸リチウム単結晶(lithium triborate: LBO)レーザーを用いたPVP装置AMS GreenLight®HPS(High Performance System)です。このレーザーは水を透過するため効率よく組織に到達し、ヘモグロビンに選択的に吸収されることで出血を最小限にすることが可能です。したがって、生理食塩水を潅流しながら血流が豊富な前立腺組織を蒸散するには最適と考えられます。
以上のような特徴から、従来術後3~4日留置していた尿道カテーテルを手術の翌日に抜去し自力で排尿することが可能で、これまでの手術の約1週間と比べて3~4日に入院期間を短縮できます。
GreenLight® HPSを導入したのは当院が都内で4番目となり、城南地区では初めてです。内服治療を続けていても尿の勢いが悪く満足が得られない方、従来の手術が難しいと言われお困りの方は是非当科にご相談ください。

グリーンライトレーザー治療

尿路結石について

尿路結石は、尿に溶け込んでいる物質(カルシウム、シュウ酸、尿酸、リン酸など)が結晶として析出し、石のように固まったもので、カルシウムを含むものが80%です。飽食の時代といわれる近年、患者さんが急増しており一生のうち100人中5人がかかると言われています。
症状としては、結石が腎臓内にある時は無症状か鈍痛程度ですが、尿管に落ちてくると転げまわるほどの痛みと同時に冷汗が出たり、吐気がします。しかし発作がおさまるとケロッと良くなるのが特徴です。
診断は、尿検査、X線検査やCT検査を行い結石の存在する場所、大きさ、形などを確かめてそれぞれの結石に適した治療を行います。

  • 対症療法:痛みをとるための鎮痛剤を使います。
  • 自然排石促進法:結石の短径が5mm以下の場合、適度な運動と水分を多目にとることで、自然排石が期待できます。また、内服治療も併用します。
  • 溶解法:尿酸、シスチン結石以外には、有効な経口薬がありません。
  • 腎結石や自然排石可能な尿管結石に対しては、対外衝撃波結石破砕術(ESWL)が行われます。通常は、外来通院のみで行えますので、痛みも軽く、身体にメスを入れずに繰り返し行えるこの方法は、結石に対する最適な治療法です。ただし、保険でも5~7万円の費用がかかります。ESWL単独での治療が困難な場合は、内視鏡手術、開放手術との併用が必要となります。

結石の予防には、まず水分を多くとるようにし、尿量は2000cc以上を目標にしましょう。
食事療法も重要で、夕食中心を改め、朝食夕食のバランスをとるようにしましょう。また夕食から就寝まで4時間の間隔をあけることも大切です。肉や脂肪の多く偏った食生活を改め、野菜を多くとるようにしましょう。

前立腺癌について

前立腺癌の早期発見には採血をしてPSA(前立腺特異抗原)値を測定することが大変重要です。検診でPSA値が4mg以上の方は一度泌尿器科を受診して下さい。
前立腺の針生検を行うと今までのデータですとPSA値が4~6では17%、6~8では23%、8~10では32%、10~20では50%に癌が発見されています。
前立腺針生検は、発熱、血尿などの合併症の管理の為、2泊3日の入院で静脈麻酔にて行います。