内科循環器科

玉川病院

循環器科からのお知らせ

循環器科 浅見雅子医師は産休のため休診いたします。
代診は遠井医師が行います。
休診期間は平成29年7月15日(土)~平成30年4月頃(予定)となります。
患者さまにはご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。

循環器科について

循環器科では、血液を全身へ送り出すポンプの役割をしている心臓と、血液の通り道である血管の病気を担当しています。循環器疾患は心筋梗塞、不整脈、急性心不全など迅速に対処が必要になる疾患が多く、当院は4名の常勤医師体制で救急救命治療にあたっています。また設備面、人材面から日本循環器学会の指定施設に認定され、あらゆる循環器疾患の標準的診療が受けられます。

循環器疾患の多くは動脈硬化が原因となります。動脈硬化は血管が硬くなり弾力性が失われます。進行すると血管の狭窄による血流減少、閉塞による血流途絶により臓器障害を起こすため動脈硬化は予防することが重要です。動脈硬化を進行させる危険因子は、加齢のほかに高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、慢性腎臓病、痛風などの疾患や、タバコ、肥満です。循環器科ではこれらの疾患の治療とともに生活習慣改善のための指導も行っています。まさに予防から急性期までが循環器科の対応となります。

動脈硬化の程度を知るために幅広く以下のような検査を外来で行っていますので受診してください。

FMD(血管内皮機能検査)

初期段階の動脈硬化を調べることができます。痛みもなく15分ほどで検査が出来ます。動脈硬化の早期発見に役立ち生活習慣の改善などに結び付きます。

ABI,CAVI

足の血液の流れ、血管の硬さを調べることができます。歩行時に足が重くなる痛くなるなどといった症状の方が対象となります。

頚動脈エコー

首の動脈が狭くなっていないかを調べることができます。脳梗塞発症との関連も指摘されており脳梗塞発症予防に極めて重要な検査です。

冠動脈CT

狭心症の検査です。以前は入院しなければ心臓の血管が狭くなる狭心症の血管を実際に見ることは不可能でした。冠動脈CT検査により外来での検査が可能となっています。当院では2007年に導入され順調な症例の積み重ねを行っています。

冠動脈CT

このような検査に基づき患者さんの動脈硬化の程度を評価し、適切な指導と治療により健康寿命を延ばすお手伝いをしたいと考えています。

当院で診療する主な疾患

循環器疾患の多くは、治療せずに放置すると最終的な病態である心不全という状態となり息切れ、動悸、呼吸困難、足のむくみが現れます。病気の軽い段階から治療、定期的な検査を受けて心不全を予防しましょう。

高血圧症

30歳以上の日本人男性の60%、女性の45%が高血圧と言われています。多くの病気の原因、増悪因子になります。生活指導に加えて降圧剤の内服が有効です。

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)

心筋の栄養血管である冠動脈が狭窄ないし閉塞する疾患で緊急治療を要します。まさに循環器科の緊急対応の代名詞疾患であり持続する胸痛や運動時の胸痛、胸部圧迫感があればすぐ受診してください。

心臓弁膜症

心臓の中にある4つの弁(逆流防止のための弁)の機能が悪くなり、息切れやむくみが出現します。早期からしっかりと経過を追う、加療を行うといった対応により長期的な心不全の進行を遅らせることが可能です。

不整脈

脈が速くなったり、遅くなったり、乱れたりします。動悸、めまいなどの症状があったら受診してください。当院では内服での治療からペースメーカー手術といった最終的な治療まで対応が可能です。

動脈瘤

血管が動脈硬化で弱くなり膨らんだり、裂けたりします。外科的手術が有効ですが適切な薬物療法により進行を遅らせたり経過観察することも可能です。

特発性心筋症

原因不明の心臓の収縮力が低下する疾患です。

閉塞性動脈硬化症

血行障害により歩行時に足の痛み、だるさを感じます。当院ではカテーテル治療から外科との連携によるバイパス術まで幅広い対応が可能です。

深部静脈血栓症

足の静脈に血栓ができてむくみが出現します。放置すると肺に血栓がつまり呼吸困難が起こります。いわゆる「エコノミークラス症候群」です。患者さん自身も気づかないことが多く早期発見が重要です。

一般外来検査

心臓超音波検査(経胸壁・経食道心臓超音波検査)

心臓の収縮力、肥大、弁膜症といった、心臓全体の形、動き、血液の流れなどを評価することができます。

ホルタ―心電図(24時間携帯用心電図)

普通の心電図だけでは見逃されてしまう一日を通した不整脈の種類、頻度を判定することが可能です。

ABPM(24時間携帯用自動血圧計)

健康診断や診察時だけでは日内変動のある高血圧は見逃されることがあります。ABPMは一日を通した血圧の変動を評価することが可能です。

マスター負荷心電図検査

踏み台を上り下りする前後で心電図を測定する狭心症の検査です。心臓に負荷をかけることで安静時の心電図では表れない狭心症の心電図変化を評価することが可能です。

トレッドミル検査

心電図をつけながら段階的に速くなるベルト上を歩く狭心症の検査です。マスター負荷心電図検査より患者さんそれぞれの運動能力に応じた評価が可能です。また心不全患者さんなどの運動能力の評価などにも用いられます。

入院について

入院の必要な患者さんは、循環器病棟である4階東病棟に入院していただきます。個室、2人部屋、6人部屋があり患者さんのご希望に応じて対応しています。16人分のセントラルモニターで重症患者さんの心電図や酸素濃度を24時間監視し緊急対応できる体制があります。また高台に建つ当院の眺望は入院患者さんの安らぎとなるでしょう。

心臓カテーテル検査・治療

動脈硬化性疾患の代名詞でもある心筋梗塞や狭心症の最終的な診断に欠かせない検査治療です。狭心症、心筋梗塞は心臓表面を走行し大事な心臓に栄養を送っている冠動脈という血管が狭くなる、もしくは閉塞してしまう病態です。心臓カテーテル検査ではカテーテルという直径2mm弱の細い管を、局所麻酔下に下肢あるいは上肢の血管から挿入し、冠動脈を造影して、確実な診断を可能にします。冠動脈に狭窄や閉塞がある場合はバルーン拡張術、ステント留置といった処置を行い血管拡張する事が可能です。3日間の短期入院で検査、治療が受けられます。

近年では全身の動脈硬化性疾患に対応して心臓だけでなく下肢動脈や腎動脈狭窄に対しても、カテーテル治療を行っています。当院ではカテーテル検査に習熟した専門医が検査治療にあたらせていただきます。

心臓カテーテル検査・治療

ペースメーカー植え込み手術

脈が遅くなり過ぎると脳に流れる血流が不足してめまいや失神を起こすことがあります。内服薬で改善しない場合はペースメーカーの手術が必要になり局所麻酔で行えます。ペースメーカーを入れた患者さんには、半年ごとに外来で定期検査を受けていただきペースメーカーの状態をチェックします。

睡眠時無呼吸症候群

夜間睡眠中に呼吸が浅くなったり、止まってしまうことにより様々な病気が誘発されます。いびきや寝ている最中に息が止まるといったことをベッドパートナーから指摘され発見されることが多いです。昼間眠くて仕方ない、活気が無いといった症状を認めることが多いですが将来的な動脈硬化発症に深くかかわると報告されるようになり循環器科で診療が行われています。重症睡眠時無呼吸症候群の死亡率は軽症の患者さんと比べて9年間で30%高いとの報告(Jiang He,et al;Chest 94 9- 14 , 1988)もあり、またその30%のほとんどが心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患です。人生の1/3は寝ているとも言われておりしっかりとした診断および早期治療介入が必要です。当科では自宅で行う簡易検査から一泊入院しての夜間睡眠ポリソムノグラフィー検査まで行うことができ、重症度に応じて生活指導、口腔内装置やCPAP療法(持続式陽圧呼吸療法)といった患者さんそれぞれに合った治療を幅広く提供することが可能です。

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東邦大学大橋病院の循環器科、心臓血管外科とは、24時間体制で患者さんの紹介が可能になっています。